中学の同窓会その7 トイレの前で立ち話

当時はおとなしくて目立たない女子と思っていたリナコですが、こうして間近で話すとそんな印象とは全く違う事に気付きました。

口調は緩やかではありますが異性に対しても特に物怖じする気配も無く、よく笑い、そして立ち振る舞いの端々に品の良さが見え隠れしています。

僕が特に惹きつけられたのは彼女の声ですね。

やや低めの声量と、透き通るような響きの中に含まれる少し掠れみを帯びた声色は、大人になって色気を増したリナコをさらに魅惑的に仕立て上げているように思えます。



ずっと話す機会を窺っていた僕にとって、この状況はまさに天の恵み。

せっかくなので実りある会話をしたいところですが、その取っ掛かりをどうすべきか考えが纏まりません。

そもそもトイレの目の前での出会いがしらの鉢合わせなですからね。



ですがリナコは意に介した様子も無く気軽に話しかけてきました。

リナコ 「盛り上がってるよね」

リナコは廊下の先の広間の扉を指さしながらそう言いました。

そこからは楽しげな嬌声が漏れ聞こえます。

友人 「酔っぱらってる奴もいるからなー」

リナコ 「そうだね。2人はあまり飲む方じゃないの?」

友人 「俺は少々。でもコイツは全く飲めないんだよ」

友人はそう言いながら僕の肩を叩きました。

こいつ、少し酔ってやがる


リナコ 「あ、意外だね。シジュウは飲めるのかと思った」

僕 「まあ・・・アルコールの類はほとんどダメなんだ。でも食べるのは好きだぞ」

リナコ 「じゃあ飲まない分、沢山食べなきゃ。そういえばシジュウは給食を食べ終わるのも早かったよね」

僕 「へ? そうだっけ?」

正直言って良く覚えていません。

友人 「昼休みはさっさと給食食って、バスケやサッカーするのが当たり前だったからな」

ああ、言われてみればそんな気がします。

中学の頃、僕ら男子は10分の業間休みにすら鬼ごっこして遊んでいました。


リナコ 「今でもバスケは続けてるの?」

彼女が僕の所属部を覚えているのが意外でした。

僕 「いや、さすがに。でもランニングと筋トレは今でも続けてるんだ」

リナコ 「運動好きなんだね。シジュウは昔のイメージのままだ」

確かに僕は体を動かすのは好きです。

ですがこの歳になっても運動を続けている理由の一つは、気になっている人妻を抱くためでもあります。

もちろんそんな事は口が裂けても言えません。

僕 「まあ健康第一さ」

とりあえず、そんな無難な答えを返しておきました。


中学の同窓会その7 トイレの前で立ち話



しかし不思議です。

当時はそこまで親密な仲でもなかったリナコがなぜこんなに親しげに話しかけてくるのでしょう。

もちろん彼女と話せるのは願ってもない事ですが、何と言うか僕と彼女の間には過去の思い出に関する温度差がある様に見受けられます。

そもそも僕の方はリナコに対する記憶などさほど多くは無いのですから。



しかしその疑念もこの後すぐに解ける事になります。


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とある女性に密かな思いを寄せる40代の男です。

手を出してはいけない女性への気持ち、女を惚れさせるだけの魅力が自分にあるか、そして本当にカッコイイ男とは何かを自問自答しながらこのブログを綴っていきたいと思います。

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